空飛ぶクルマの機体開発から、
新たな一歩へ
2012年に発足した有志団体CARTIVATORは、2014年から空飛ぶクルマ「SkyDrive」の開発を進めてまいりました。途中様々な困難や紆余曲折がありつつも、多くの皆様からのご支援・ご声援をいただき、また2018年からはCARTIVATORメンバーで創業した株式会社SkyDriveとの共同開発体制を採る形で、ついに目標としてきた2020年夏の有人機デモフライトを実現することが出来ました。ご支援をいただいた方々、そして関わって頂いた全ての皆様に厚く御礼申し上げます。そして、皆様に少しでも”夢”をお届けすることが出来ていましたら大変光栄です。
さて今後の動きにつきまして、誰もが空を飛べる時代を創るべく、様々な検討を重ねてまいりましたが、本年11月より株式会社SkyDriveと有志団体CARTIVATORで役割を分担していくこととしました。「空の移動革命に向けた官民協議会」で設定したロードマップに沿い、株式会社SkyDriveは空飛ぶクルマの機体開発を推進していく一方(詳細はこちら)、有志団体CARTIVATORは空飛ぶクルマの社会受容性を高めるような活動を行なっていく予定です。詳細については、11月にリニューアルを予定しているCARTIVATOR HPの中でお伝えさせていただきますが、既に「2020年以降はどうしていくのか」というお声をお寄せいただいているため、先んじて本ページにて少しご紹介をいたします。
活動を通じて感じた2つの課題意識
これまでCARTIVATORは、「モビリティを通じて次世代に夢を提供すること」というミッションを掲げ、足掛け8年に渡って活動を行なってまいりました。その中で、大きく2つ感じてきた課題があります。
1つ目は「未知のものに対する議論や価値検証の困難さ」です。これまで官民協議会や各種コンソーシアムなど、空飛ぶクルマの社会実装に関する数多くの議論に参加させていただいてきました。その中では、まだ世の中にないものを議論するがために様々な前提がずれてしまったり、本当にそれが良いものかどうかの検証が困難であるゆえ、合意形成が難しいというシーンに直面してきました。夢の実現に向けて、なんとかそこを突破する手段がないかと模索してまいりました。
また2つ目の課題は、夢を提供することが出来たとしても、「実際に夢を実現するための一歩目を踏み出すことは難しい」という点です。これまでTEDxを始め、数多くの講演機会をいただき、多くの方から「夢を持つ勇気をもらった」「自分も何かに挑戦したい」といったお声をいただきました。しかしながら、実際に行動を起こすことは容易でありません。その一つの要因として、ご自身の中で「能力がなくて自分には出来ない」「今の環境では難しい」と思ってしまっている場合が多くあるように感じました。「物事は考え方・捉え方次第だ」と言われますが、人の「意識」を変えるようなきっかけを提供することが出来ないか、という想いをずっと抱いてきました。
タイムトラベルによる
”未来生活体験”の実現
〜Future Life EXperience PlatForm(FLEX-PF)〜
上記の課題に対する解決策の仮説として、「一度未来を”体験”してしまったら、意識が変わり、行動も変わってしまうのではないか」と考えています。すなわち、もしタイムトラベルをして未来社会を肌身で感じてしまったら、もはや今までと同じようには物事を見ることは出来ず、より良い未来に向かって行動せざるを得ないのではないかと。
そしてまた、複数人が異なる視点からその未来を同時に体験することで、従来はなかなかイメージが擦り合わなかった、未知/未体験のものへの共通理解も進むのではないかと考えています。実際にタイムマシーンが開発されるのはまだ先の話かと思いますが、近い将来の技術として、バーチャルリアリティ(VR)の仮想世界上に未来を構築し、五感まるごと没入してしまうことは出来るはずです。
After 2020のCARTIVATORでは、空飛ぶクルマによる移動体験をはじめ、様々な未来の生活を体験出来るような仕掛けを創り、皆様と一緒に”夢”の実現を加速させていきたいと思っています。第1弾となるプロタイプでは、空飛ぶクルマで東京上空を飛行体験するコンテンツを企画しています。映像と音声だけのVRではなく、小型の電気自動車を使って、加速度や浮遊感、さらに風までを体感出来るものとなっています。今秋の完成予定で、今後NEWSページにてイベントへの出展情報も掲載していきます。ぜひ直接ご体験いただければ幸いです。
本プロジェクト(FLEX-PF)には、以下のスポンサー様からご支援をいただいております。
NTPホールディングス
株式会社
株式会社キャドセンター
インクリメントP株式会社
株式会社パスコ
株式会社サイクロン
エンターテインメント
また、2021年の第2弾リリースに向けては、下記の形でご支援いただける企業様を募集中です。
主なリターンとしては、本HPのSUPPORTERSページへのロゴ掲載に加え、ご支援の内容によってVR車両へのロゴ掲載プログラムも用意しており、イベント出展時に広く皆様に見ていただけるようにする予定です。
詳細については、スポンサー募集ページからお問い合わせください。
After 2020では、スポンサー様に加えて、未来の生活体験コンテンツを一緒に創っていってくださる企業様、行政様、クリエイターの方も募集中です。皆様が構想されている未来ビジョンを、一般の方が体験出来るVRコンテンツへと落とし込み、様々な方からのフィードバックを受けながら、一緒に育成が出来ればと考えています。CARTIVATORで開発する空飛ぶクルマによる移動コンテンツとの連動を想定していますが、必ずしも直接関係していなくても構いません。ご興味のある方はinfo@cartivator.comまでお気軽にご一報ください。
CARTIVATORでは、上記After 2020の取り組みにご協力いただけるメンバーを鋭意募集しております。お申し込みはこちらからお願いします。現在、特に募集している職種は下記の通りです。
※空飛ぶクルマの機体開発に関わりたい方は、株式会社SkyDriveのHPよりお問い合わせをお願いします。